東京芝1800m 傾向まとめ(毎日王冠の傾向つき)
東京芝1800mは、上がり3Fの速さが最も結果に効くコースです。秋の東京開催では、上がり最速の馬の約8割が3着以内に入っています。中山のような「内枠・前残り」の偏りは小さく、差し馬も十分に届きます。
この記事のデータ
対象は2010年1月〜2026年6月21日に行われた東京芝1800mの全レースです(JRA-VANデータをTARGET frontier JVで集計)。秋の東京開催に向けて、過去の4回東京(秋開催)だけを抜き出した数字も並べています。
| 期間 | レース数 | 出走頭数 |
|---|---|---|
| 過去(2010〜2025年) | 899 | 12,038 |
| 2026年(1〜3回東京) | 34 | 465 |
| 秋の4回東京(2010〜2025年) | 195 | 2,321 |
| 稍重以下の馬場(全期間) | 168 | 2,252 |
表の「単回」「複回」は、全頭に100円ずつ買った場合の単勝・複勝の回収率(%)です。
上がり3F:東京で最も重要なポイント
上がり3Fがメンバー最速だった馬の複勝率は70.4%で、秋の4回東京では79.6%まで上がります。上がり6位以下の馬は、どの期間でも複勝率が5〜8%です。
| 上がり順位 | 過去 複勝率(単回) | 2026年 複勝率(単回) | 秋の4回東京 複勝率(単回) | 稍重以下 複勝率(単回) |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 70.4%(257) | 61.5%(135) | 79.6%(323) | 75.7%(351) |
| 2〜3位 | 49.7%(124) | 42.5%(162) | 53.8%(94) | 52.1%(119) |
| 4〜5位 | 27.5%(65) | 33.3%(205) | 24.3%(62) | 30.0%(83) |
| 6位以下 | 6.7%(22) | 7.6%(41) | 6.6%(13) | 4.9%(10) |
馬場が渋っても、上がり最速の馬の複勝率は75.7%と高いままです。上がりの順位はレース後にしかわからないので、予想では「過去走で上がり上位を出している馬」を評価します。中山では「前に行けるか」が軸の条件でしたが、東京では「速い上がりを使えるか」が軸の条件になります。
脚質:差し馬も届く
逃げと先行が複勝率30%台で上位ですが、中団は23.6%、後方も10.6%と、中山より差が小さいコースです。
| 脚質 | 過去 複勝率(複回) | 2026年 複勝率(複回) | 秋の4回東京 複勝率(複回) | 稍重以下 複勝率(複回) |
|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 30.7%(134) | 52.6%(252) | 29.7%(100) | 33.7%(170) |
| 先行 | 31.5%(86) | 27.3%(71) | 32.5%(77) | 29.6%(86) |
| 中団 | 23.6%(63) | 20.9%(77) | 26.3%(74) | 22.9%(71) |
| 後方 | 10.6%(33) | 9.1%(29) | 14.6%(42) | 12.0%(36) |
秋の4回東京は、後方の馬の複勝率が14.6%と年間で最も高くなります。参考までに、中山芝2000mの後方の複勝率は5.5%です。
2026年は逃げ馬の複勝率が52.6%と好調ですが、38頭と少ない数字なので参考程度に見てください。
枠番と人気:枠の差は小さく、1番人気は堅い
枠による差はほとんどなく、どの枠も複勝率21〜24%です。秋の4回東京だけは3〜4枠が29.6%とやや良くなっています。
| 枠 | 過去 複勝率 | 2026年 複勝率 | 秋の4回東京 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1〜2枠 | 22.7% | 22.2% | 23.0% |
| 3〜4枠 | 23.8% | 21.0% | 29.6% |
| 5〜6枠 | 22.2% | 23.6% | 24.2% |
| 7〜8枠 | 21.4% | 21.0% | 24.3% |
人気面では、1番人気の複勝率が69.6%で、秋の4回東京では74.4%とさらに堅くなります。10番人気以下は3〜5%で、中山より荒れにくいコースです。
| 人気 | 過去 複勝率 | 2026年 複勝率 | 秋の4回東京 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 69.6% | 67.6% | 74.4% |
| 2〜3番人気 | 49.4% | 51.5% | 48.3% |
| 4〜6番人気 | 27.9% | 23.5% | 27.7% |
| 7〜9番人気 | 11.7% | 14.7% | 10.6% |
| 10番人気以下 | 3.3% | 3.1% | 5.2% |
騎手と種牡馬
騎手では、ルメール・川田・レーンの3人が複勝率64%以上で抜けています。
| 騎手(2024〜2026年、20騎乗以上) | 騎乗数 | 勝利 | 複勝率 | 単回 | 複回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 川田将雅 | 20 | 6 | 70% | 144 | 113 |
| ルメール | 85 | 30 | 69% | 92 | 89 |
| レーン | 33 | 11 | 64% | 78 | 85 |
| 戸崎圭太 | 93 | 18 | 53% | 72 | 96 |
| キング | 27 | 4 | 44% | 70 | 94 |
| 横山武史 | 78 | 9 | 38% | 101 | 100 |
ルメール騎手は85戦30勝と数も成績も圧倒的です。川田騎手は騎乗数が少ないものの、単勝回収率144%と妙味があります。
種牡馬(2021〜2026年、40頭以上):キズナ(143頭、複勝率39%)、モーリス(122頭、38%)、ロードカナロア(161頭、37%)が数も成績も安定しています。リアルスティールは複勝率35%で、単勝回収率127%と穴で妙味があります。
毎日王冠の傾向(16年分)
秋の東京開催で行われる毎日王冠(G2)も、東京芝1800mのレースです。過去16年で1番人気が10勝、複勝率75%と非常に堅く、3歳馬の活躍が目立ちます。
| 条件 | 頭数 | 勝利 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 16 | 10 | 75.0% |
| 2〜3番人気 | 32 | 1 | 31.2% |
| 4〜6番人気 | 48 | 4 | 37.5% |
| 7番人気以下 | 98 | 1 | 8.2% |
| 3歳 | 27 | 7 | 44.4% |
| 4歳 | 49 | 4 | 32.7% |
| 5歳 | 58 | 4 | 22.4% |
| 6歳以上 | 60 | 1 | 11.7% |
| 逃げ | 16 | 2 | 43.8% |
| 先行 | 54 | 6 | 27.8% |
| 中団 | 68 | 4 | 23.5% |
| 後方 | 56 | 4 | 17.9% |
直近5年の上位3頭は次のとおりです。
| 年 | 1着(人気) | 2着(人気) | 3着(人気) |
|---|---|---|---|
| 2025 | レーベンスティール(5) | ホウオウビスケッツ(2) | サトノシャイニング(1) |
| 2024 | シックスペンス(1) | ホウオウビスケッツ(4) | エルトンバローズ(5) |
| 2023 | エルトンバローズ(4) | ソングライン(1) | シュネルマイスター(2) |
| 2022 | サリオス(1) | ジャスティンカフェ(3) | ダノンザキッド(4) |
| 2021 | シュネルマイスター(1) | ダノンキングリー(2) | ポタジェ(4) |
直近5年ではシュネルマイスター(2021年)、エルトンバローズ(2023年)、シックスペンス(2024年)の3頭の3歳馬が勝っています。ホウオウビスケッツは2024・2025年と逃げて2年連続2着でした。枠による差はほとんどありません。
まとめ:東京芝1800mの狙い方
- 軸は速い上がりを使える馬:上がり最速の馬は複勝率70%、秋の東京では80%近くあります。
- 1番人気は信頼できる:複勝率70%前後で、10番人気以下はめったに来ません。
- 枠順は気にしすぎない:内外の差はほとんどありません。
- 差し馬も消さない:中山と違い、中団や後方からでも届きます。
- 毎日王冠は1番人気と3歳馬、逃げ馬を重視:1番人気は16年で10勝、3歳馬は複勝率44.4%です。
※過去データに基づく傾向分析です。当日の馬場や展開で結果は変わるため、馬券の購入はご自身の判断でお願いします。