中山ダート1200m 傾向まとめ(2026年秋)
中山ダート1200mは「前に行ける馬と上位人気」が強いコースです。今年はその傾向が例年以上に強く、今開催(4回中山)では後方からの馬が80頭中1頭しか3着以内に入っていません。
この記事のデータ
対象は2010年1月〜2026年9月22日に行われた中山ダート1200mの全レースです(JRA-VANデータをTARGET frontier JVで集計)。期間を3つに分けて比較します。
| 期間 | レース数 | 出走頭数 |
|---|---|---|
| 過去(2010〜2025年) | 1,968 | 30,667 |
| 2026年(9/22まで) | 93 | 1,426 |
| 今開催(4回中山、9/5〜9/22) | 18 | 256 |
以下の表の「単回」「複回」は、全頭に100円ずつ買った場合の単勝・複勝の回収率(%)です。
脚質:逃げ・先行が圧倒的
逃げ馬の複勝率は過去46.5%から今年57.0%、今開催は66.7%まで上がっています。後方の馬は今開催で勝ちがなく、単勝回収率は0%です。
| 脚質 | 過去 複勝率 | 過去 単回 | 2026年 複勝率 | 2026年 単回 | 今開催 複勝率 | 今開催 単回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 46.5% | 185 | 57.0% | 394 | 66.7% | 129 |
| 先行 | 38.8% | 133 | 42.6% | 173 | 44.6% | 170 |
| 中団 | 15.3% | 50 | 14.6% | 30 | 12.9% | 56 |
| 後方 | 4.7% | 19 | 2.2% | 8 | 1.2% | 0 |
ただし今開催の勝ち馬18頭のうち7頭は中団から勝っています。4角で5〜7番手にいれば届く一方、後方一気はほぼ不可能と考えてよさそうです。
※脚質はTARGETの判定(逃げ/先行/中団/後方)。実際のレースでの位置取りに基づくので、予想時は「この馬が前に行けるか」を過去走から判断する必要があります。
人気:2〜3番人気の信頼度が高い
今年は2〜3番人気の複勝率が55%を超え、過去平均より10ポイント高くなっています。10番人気以下は今開催94頭で勝ちがありません。
| 人気 | 過去 勝率 | 過去 複勝率 | 2026年 複勝率 | 今開催 勝率 | 今開催 複勝率 | 今開催 単回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 34.4% | 64.7% | 67.7% | 27.8% | 66.7% | 58 |
| 2〜3番人気 | 15.8% | 45.5% | 55.4% | 19.4% | 58.3% | 111 |
| 4〜6番人気 | 7.1% | 26.7% | 24.7% | 5.6% | 24.1% | 37 |
| 7〜9番人気 | 2.6% | 13.3% | 10.4% | 5.6% | 11.1% | 215 |
| 10番人気以下 | 0.8% | 3.8% | 2.7% | 0.0% | 2.1% | 0 |
1番人気は複勝圏には来るものの、今開催の単勝回収率は58%です。頃で買うなら2〜3番人気、穴は7〜9番人気まで(今開催で9番人気が2勝)がデータに沿った狙い方です。
枠番と馬場状態
過去16年では外枠ほどわずかに有利で、複勝率は1枠17.3%に対し8枠21.8%です。今開催は2枠と3枠、そし8枠が良く、4枠と6枠は不振です。
| 枠 | 過去 複勝率 | 2026年 複勝率 | 今開催 複勝率 | 今開催 複回 |
|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 17.3% | 17.5% | 24.1% | 102 |
| 2枠 | 17.2% | 15.9% | 25.0% | 100 |
| 3枠 | 17.9% | 19.5% | 29.0% | 97 |
| 4枠 | 18.6% | 18.8% | 12.9% | 18 |
| 5枠 | 19.0% | 17.7% | 18.8% | 61 |
| 6枠 | 21.2% | 20.1% | 8.8% | 17 |
| 7枠 | 20.8% | 23.2% | 20.0% | 35 |
| 8枠 | 21.8% | 23.8% | 30.6% | 71 |
今開催は1枠あたり30頭前後しかいないので、枠の偏りは参考程度にとどめてください。
馬場は今開催256頭のうち203頭が重か不良で走っており、勝ちタイムは1分9秒台まで速くなっています(オープンのユキマルが1分9秒0)。良馬場だった9/19も勝ち馬3頭中2頭が逃げ・先行で、馬場が乾いても前有利は変わっていません。
騎手・種牡馬・前走距離
今年の中山ダ1200mでは、ルメール・戸崎・横山武史の3人が複勝率55%以上で抜けています。今開催では丹内が10戦で6回3着以内に入り、複勝回収率232%と好調です。
| 騎手(2026年、10騎乗以上) | 騎乗数 | 勝利 | 複勝率 | 複回 |
|---|---|---|---|---|
| ルメール | 23 | 5 | 65% | 97 |
| 戸崎圭太 | 37 | 9 | 57% | 106 |
| 横山武史 | 51 | 11 | 55% | 92 |
| 田辺裕信 | 17 | 3 | 41% | 107 |
| 丹内祐次 | 39 | 6 | 41% | 122 |
| 三浦皇成 | 35 | 5 | 40% | 87 |
種牡馬:今年最も出走が多いのはドレフォン(63頭、11勝、複勝率35%、複回107%)で、数も成績も安定しています。モズアスコット(21頭、複勝率43%)も好成績です。
前走距離:前走もダート1200mを走った馬の複勝率が22%で最も高く、距離短縮(1500m以上から)は14%です。前走が芝だった馬も複勝率14%と、ダート継続組(21%)より落ちます。
昇級初戦の成績
昇級初戦の馬は、同じクラスにとどまっている馬より複勝率が3.6ポイント高い一方、人気になりやすく単勝回収率は60%にとどまります。狙えるのは、前走を楽に勝った先行・逃げ馬です。
ここでの「昇級初戦」は、前走を勝って1つ上のクラスに上がった最初の一戦です(1勝クラス以上、2010年〜2026年9月22日)。
| 区分 | 頭数 | 勝率 | 複勝率 | 単回 | 複回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 昇級初戦 | 1,688 | 7.5% | 23.3% | 60 | 70 |
| 同クラス | 12,877 | 6.5% | 19.7% | 82 | 76 |
クラス別:今年は1勝クラスの昇級馬が不振
| 上がった先 | 全期間 複勝率 | 2026年 頭数 | 2026年 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1勝クラス | 21.3% | 32 | 6.2%(勝ちなし) |
| 2勝クラス | 21.6% | 30 | 33.3% |
| 3勝クラス | 28.6% | 9 | 11.1% |
| オープン | 32.3% | 9 | 22.2% |
今年は新馬や未勝利を勝って1勝クラスに上がった馬が32頭で0勝です。逆に2勝クラスへの昇級馬は複勝率33%、単勝回収率110%でした。1年分で頭数は少ないものの、上のクラスほど昇級馬が走るのは全期間でも同じです。
好走する昇級初戦の条件(全期間)
| 条件 | 頭数 | 勝率 | 複勝率 | 複回 |
|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 165 | 13.9% | 35.2% | 121 |
| 先行 | 509 | 11.6% | 36.1% | 103 |
| 中団 | 631 | 5.7% | 18.5% | 59 |
| 後方 | 383 | 2.3% | 8.9% | 22 |
| 前走0.4秒以上の差で勝ち | 412 | 13.1% | 29.6% | – |
| 前走0.3秒以内の差で勝ち | 1,276 | 5.7% | 21.2% | – |
| 前走もダート1200m | 1,166 | 8.1% | 24.0% | 71 |
| 前走は別の条件 | 522 | 6.1% | 21.6% | 67 |
前走を楽に勝って上がってきた先行・逃げ馬なら昇級初戦でも通用し、後方からの昇級馬は割り引くのが基本です。
まとめ:今の中山ダ1200mの狙い方
- 軸は逃げ・先行の2〜3番人気:複勝率は逃げが7割近く、2〜3番人気が6割近くあります。
- 相手は4角5番手以内が見込める馬まで:中団からの勝ちはありますが、後方待機の馬は消してよいデータです。
- 穴は7〜9番人気まで:10番人気以下は今開催で勝ちなしです。
- 騎手はルメール・戸崎・横山武史、今開催なら丹内。
- 前走ダート1200m組を優先し、芝からの転戦は割引。
※過去データに基づく傾向分析です。当日の馬場や展開で結果は変わるため、馬券の購入はご自身の判断でお願いします。