金価格は4140で五度目の下げ止まり|10/1ゴールド相場の分析と押し目買い検証
2026年10月1日、金価格(ゴールド・XAUUSD)は4139〜4193の範囲で上下に約50ドルずつ振れる、レンジの一日でした。朝に4139.05まで下げたものの、4139〜4150の支えで五度目の下げ止まり。その後の上昇で、私の押し目買いルール(パターンA)の条件がようやくそろいました。この記事では、今日の値動き、背景、テクニカル分析、押し目買いの検証結果、今夜の見どころをまとめます。
10月1日のゴールドの値動き(XAUUSD)
昨日(9/30)の終値は4156.30です。PCEでの急騰を打ち消したあとも下げが続き、長い上ヒゲの陰線で引けました。今日は始値4159.74、高値4192.86、安値4139.05で、日本時間21時20分時点では4177前後です。
| 時間(日本時間) | 値動き | ポイント |
|---|---|---|
| 9/30 23時〜10/1 03:05 | 4177 → 4147.07 | 押し安値4165.40を割り込み、短期の上昇が失敗 |
| 07:00〜09:00 | 4152〜4160 | 静かなスタート |
| 09:50 | 4139.05 | 4142.40を下ヒゲで割るも、1時間足は4145.36で確定 |
| 10:00〜14:35 | 4139 → 4192.86 | 東京〜ロンドン時間に約54ドル上昇 |
| 16:00〜17:45 | 4192 → 4148.59 | ロンドン時間に深い押し |
| 19:00〜20:00 | 4149 → 4185.93 | 安値を切り上げて反発 |
※時刻はMT5のサーバー時間(UTC+3)に6時間を足した日本時間です。
金価格が伸び悩む理由:PCE後に米金利が上昇
昨夜のPCEが予想を下回った直後は、金にとって追い風でした。しかしその後、金利が上昇に転じたことで上げを失いました。
- 利上げ観測は弱まった:PCEの下振れで、10月の追加利上げ確率は約70%から約37%まで低下したと報じられています。
- それでも金利は上昇:中東情勢への警戒と、シカゴPMIの改善を受けて、米10年債利回りは5.30%台へ上昇。ドルが買い戻され、金は売られました。
- 方向感が出にくい:インフレが落ち着くという金の支えと、高い金利・強いドルという重しがぶつかっています。市場は「もっとはっきりした材料」を待っている状態です。
この綱引きが、今日のレンジ相場にそのまま表れています。
ゴールドのテクニカル分析:4139〜4150の強い支え
結論:4139〜4150は、今のゴールドで一番強い下の支えです。9/29以降は、この支えと4193〜4219の上値の間で上下しています。
- 五度の下げ止まり:4142.40(9/30朝)、4147.07(10/1未明)、4139.05、4148.59、4149.83(今日)と、五度このゾーンで下げ止まっています。1時間足の実体で割ったことは一度もなく、毎回下ヒゲで終わっています。
- 実体ルールでダマシ回避:今朝9:50に4142.40を下ヒゲで割りましたが、1時間足は4145.36で確定。その後は約54ドル上昇しています。「ヒゲではなく実体で判断する」ルールが、今週二度目のダマシ回避です。
- 1時間足EMA:EMA20(4169)とEMA50(4171)がほぼ重なり、方向感がない状態。価格はその少し上です。
| 水準 | 価格 | 意味 |
|---|---|---|
| 上値 | 4202〜4219 | 9/30の高値ゾーン、9/28の下げの61.8%戻し |
| 上値 | 4193 | 今日の高値 |
| 下値 | 4165 | 1時間足EMA付近 |
| 下値 | 4139〜4150 | 五度下げ止まった支え。実体で割れば4110を試しに行きやすい |
検証:押し目買い(パターンA)の条件がそろった
9/28から記録してきたなかで、今日は私の押し目買いルール(パターンA)の条件が初めてそろった日です。ただし押しが61.8%を大きく超えて深く入ったため、エントリーの確認方法によって結果が分かれました。
| 項目 | 価格 |
|---|---|
| 高値更新の確定 | 12時台の1時間足が4175.01で確定し、直前の戻り高値(4163〜4168)を実体で上抜け |
| フィボの起点 | 安値4139.05 → 新高値4192.86 |
| 61.8%戻し | 4159.6(16:20に到達) |
| 78.6%戻し | 4150.6 |
| 実際の押し安値 | 4148.59(17:45、約82%戻し) |
5分足での確認方法ごとの結果です。
| 確認方法 | エントリー | 損切り | 結果(21:20時点) |
|---|---|---|---|
| ローソク足の確定(61.8%到達後の最初の陽線) | 16:30の終値4164.15 | 約4152 | 17:40に損切り(約−12ドル) |
| 安値切り上げ(ダウ理論) | 19:20に戻り高値4163.69を上抜けた4164.68 | 約4146.6 | 最大+21ドル、現在約+13ドル |
- 61.8%に触れた直後に入る「ローソク足の確定」は、押しがさらに深くなって損切りになりました。
- 4148.59 → 4149.83と安値の切り上げを待った「ダウ理論」の方法は、入るのが遅いぶん、深い押しをやり過ごせました。
- リスクリワード1:2の利確目標は約4200.8で、まだ届いていません。
1例だけですが、「深く押すときは、安値の切り上げを待つほうが強い」という結果でした。検証ブックで、確認方法ごとの成績を比べていきます。
今夜の見どころ:ISM製造業指数と米雇用統計
今夜と明日の指標が、このレンジをどちらに抜けるかのきっかけになりそうです。
| 日時(日本時間) | イベント |
|---|---|
| 10/1(木)21:30 | 新規失業保険申請件数 |
| 10/1(木)23:00 | ISM製造業指数 |
| 10/2(金) | 米雇用統計 |
- 指標が強い場合:金利とドルが上がり、金には重し。4139〜4150の支えを実体で割るかが焦点です。
- 指標が弱い場合:利上げ観測がさらに弱まり、金の追い風。4193、その上の4202〜4219を試すかが焦点です。
9/30のPCEのように、発表直後に大きく動いてすぐに戻ることもあるので、指標の前後は1時間足の確定を待って判断します。
まとめ:10月1日の金価格
- 9/30は長い上ヒゲの陰線で引け、9月の月足は約295ドル(−6.6%)の大陰線
- 今日は4139〜4193で上下するレンジの一日
- 4139〜4150で五度目の下げ止まり。実体ルールで今朝のダマシを回避
- 押し目買い(パターンA)の条件が初めて成立。安値切り上げを待つ確認方法が有利に
- 今夜のISMと明日の雇用統計が、レンジを抜けるきっかけになるかに注目
※本記事は個人の相場観と検証の記録であり、投資勧誘を目的とするものではありません。
出典
- Gold prices rather muted after softer-than-expected inflation data(Yahoo Finance)
- 【今日のドル円】昨日の振り返りと今日のドル円相場見通し(外為どっとコム)
- 【速報】8月米PCEデフレーターはコア前月比+0.2%で予想下回る(OANDA)
- 価格データ:MT5 XAUUSD 5分足(2026年7月22日〜10月1日)