【検証】ロト6をオカルトで解いたら1件だけ完全一致した話
ロト6はこれまで2149回(第1回〜第2149回)、全部ランダムに数字が選ばれてきた。統計のプロなら「偏りなんてあるわけない」と一言で終わる話なんだけど、せっかく過去データが全部揃ったので、ちょっと遠回りして「オカルト的な数字予測法」を本気で統計検証してみた。
結論を先に言うと、統計的にはやっぱりランダムだった。でも検証の途中で、2149回のうちたった1回だけ6個全部ズバリ当ててしまった瞬間があって、それがなかなか面白かったので記事にしてみる。
F43法とは何なのか
「F43法」というのは、ある数字(シード)から数列を伸ばして、43で割った余りで本数字6個を引き当てる、という自作の、占いじみた数字予測法。計算自体はシンプル。
S = ((N-1) \bmod 43) + 1
このシードを使って数列を作る。
a_0 = S,\quad a_1 = S+1,\quad a_n = a_{n-1} + a_{n-2} + c
定数cの値で、3種類に分かれる。
| 手法 | 定数c |
|---|---|
| F43-2法 | 2 |
| F43-6法 | 6 |
| F43-36法 | 36 |
できた数列a_nをそれぞれ43で循環させ(1〜43に折り返す)、シードS自体と重複する値を除外しながら、6個たまるまで順に拾っていく。それだけ。
ロト6全2149回でバックテストした結果
F43-2・F43-6・F43-36の3手法を、前回の重心(平均)や振れ幅をシードにして、2149回全部でバックテストした。最も成績が良かったのは【F43-6法×重心+振れ幅シード】だったが、ランダムに6個選んだ場合の期待値(平均一致数 約0.84)とほとんど差がなかった。
| 手法×シード | 平均一致数 | 1個以上一致率 | 完全一致 |
|---|---|---|---|
| F43-6×重心+振れ幅 | 0.863 | 62.83% | 0回 |
| F43-6×回号 | 0.862 | 63.58% | 0回 |
| F43-2×回号 | 0.843 | 62.55% | 0回 |
| (ランダム6数字選択) | 0.837 | 61.87% | – |
この段階での所感:数字にどんな意味を持たせても、ランダムとの差は誤差の中に溶けて消える。この時点では「やっぱりオカルトはオカルト」と結論して、記事を閉じようかと思っていた。
シード=36で過去の当選番号と照らし合わせてみた
じゃあシードを固定したらどうなるのか。シードN=36をそのまま使い、F43-2/6/36の3手法で出した6数字を、過去2149回すべての当選番号と照らし合わせてみた。
F43-36法で出した「5,10,23,26,29,37」が、第655回(2012年5月3日)の当選番号「5,10,23,26,28,29」と5個一致。外れたのは37の1個だけ(本物は28)。ちょっとドキッとする。
とはいえ、2149回分と3手法を突き合わせれば、どれかがこのくらい近づくのは当たり前。冷静に見れば「たまたま近い」の範囲だけど、ここで諦めずにもう少し粘ってみたのが正解だった。
ついに見つけた1等との完全一致
じゃあ他のシードはどうか、と調子に乗ってあれこれ試していたら、本当に出てきた。
シード S = 25、F43-36法で生成した6数字がこれ。
1 ・ 14 ・ 20 ・ 26 ・ 27 ・ 34
これが第1198回(2017年8月7日)の当選番号と6個すべて完全一致した。
第1198回当選番号:1・14・20・26・27・34
検証している自分でも正直驚いた。でもここからが本題。「たまたま25を試したら当たった」で終わらせず、「その25はどこから来たのか?」を掘り下げてみた。
試したのは、第1197回(前回)の合計・重心・振れ幅・重心変化量・ボーナス数字・回号…どれもハズレ。もう諦めるか—と思ったとき、最後に残っていたのが抽選日そのものだった。
第1198回の抽選日は2017年8月7日。これを「20170807」と数字にして、各桁をバラして足すと—
2+0+1+7+0+8+0+7 = 25
ぴったり25。43で割る必要すらなく、そのままS=25にたどり着いた。重心や振れ幅といった真面目な統計量は全部外れて、数字をバラして足すという、いかにも数秘術っぽいやり方だけが当たったわけだ。
「抽選日の各桁合計」説をちゃんと検証する
「抽選日の各桁合計をシードにする」というルールを、今度は全2149回できっちりバックテストしてみた。
| 手法 | 平均一致数 | 1個以上一致率 | 完全一致 |
|---|---|---|---|
| F43-2 | 0.826 | 61.84% | 0回 |
| F43-6 | 0.826 | 61.70% | 0回 |
| F43-36 | 0.880 | 63.47% | 1回(第1198回) |
| (ランダム6数字選択) | 0.837 | 61.87% | – |
正直に評価すると、F43-36の成績が少し良いのは、「2149回中1回の完全一致」が平均を押し上げているだけ。それを除けば、ほぼランダムと同じ水準だ。
つまり「抽選日の各桁合計」が本当に強い法則かというと、まったく言い切れない。組み合わせは約610万通り。ルールを色々変えて2149回分を試せば、どこかで完全一致が出ても不思議ではない。それでも、話のネタとして楽しむのがこの研究のスタンスだ。
今日(第2150回)の予想番号
今日は2026年10月29日、第2150回の抽選日。抽選日を2+0+2+6+1+0+2+9とバラして足すとシードは22。
| 手法 | 予想番号 |
|---|---|
| F43-2 | 4、17、23、29、35、42 |
| F43-6 | 8、20、21、23、36、37 |
| F43-36 | 3、11、23、34、38、42 |
23が3手法すべてに出ているのは、ちょっとだけ気になる。とはいえ、ここまで読んだ方ならわかる通り、これを根拠に大金をつぎ込むのはおすすめしない。あくまで遊び心で。
ロト6の法則についてよくある質問
Q. ロト6の当選番号に法則はある?
全2149回で検証した限り、見つからなかった。合計値の平均は132.4で理論値132とほぼ同じ。奇数・偶数の比率や、前回と同じ数字が出る個数も、理論値とほぼ一致した。
Q. 同じ組み合わせが2回当選したことはある?
第1回〜第2149回では0回。組み合わせは約610万通りあるので、重ならないのが普通だ。
Q. F43法を使うと当たりやすくなる?
ならない。平均一致数は0.83〜0.88で、ランダムに選んだ場合の0.837とほぼ同じだった。
Q. 第1198回の完全一致は偶然?
偶然の範囲だ。F43法が作れる組み合わせは3手法で129通り。これが過去のどこかで完全一致する確率は約4.4%で、珍しいがありえない話ではない。
まとめ
統計的に言えば、F43法にランダムを超える命中率はない。それは今回の検証であらためて確認できた。
でも、2149回中1回、しかも「抽選日の数字をバラして足す」という、いかにもオカルトなやり方で6個全部当たってしまったのは事実。当たるかどうかは別として、「数字に意味を見つけようとする行為」それ自体は、話のネタとしては充分に面白い。
次は何をバラして足すか。誕生日、記念日、車のナンバー、昨日の歩数—どれでも試せる。それがロト6最大の楽しみ方だと思う。
データの出典:過去の当選番号はくじしるべのロト6全回CSVを使用。正式な当選番号はみずほ銀行の当せん番号案内で確認できる。